以前お取引のあったクライアントから、和洋菓子の製造販売を営む会社を紹介していただきました。道内のショッピングモールや百貨店、空港に店を持ち、施設ごとに店のつくりを変えている会社です。今回は札幌三越の一角に新しく出店するため、什器のデザインを担当しました。
フロア全体が木調の上品な雰囲気なので、環境になじむ構成を考えてました。和洋菓子どちらも対応できて、ギフト特化する店舗として品格がでるように組子と光の融合で空間演出することを考えてみました。
什器の一角に、組子のような丁重に感じるの壁面を設けました。木の板をレーザーでカットして「森」の字をつくり、3層の組子にして重厚感を演出しています。3枚の板を重ねて奥ほど太く手前ほど細くし、背面のライトが隙間から光を漏らすようにしました。木材は釧路で加工されたシナ材で、札幌市内の加工場でカットしています。
ギフトの丁重さを表すだけでなく、北海道の木を使うことも大切にしたデザインです。反対側にはカジュアルな単品菓子が並ぶため、収納をしっかり確保しながらすっきりした印象にまとめました。お菓子を選ぶ時間に、北海道の森の気配がそっと添えられればと思っています。