北海道空港直営のお店、スイーツのブランド1st HOKKAIDOを新千歳空港の保安検査場を抜けた先の搭乗待合にオープンすることになりました。ファーストクラスのような贅沢な時間と空間を届ける。それがブランドのコンセプトです。ところが区画の真ん中には大きな柱が立ち、売り場が2つに分かれていました。
柱は動かせません。隠せば、売り場はさらに窮屈に見えます。そこで柱を店のシンボルとしてデザインし、売り場の中心に据えることにしました。中心があれば、お客様はそのまわりをめぐるように歩きます。私たちは、動かせない条件こそ店の個性に変えられると考えています。
柱は一本の樹木に見立てました。切り株の年輪をひと重ずつ分けて、古い順に床から積み上げたかたちです。生まれたばかりのスイーツブランドがこの地に根を張り、歴史を重ねていってほしい。そんな思いを込めています。商品を並べるディスプレイも、この木を中心に組み立てました。
売り場を分けていた柱が、店の中心になりました。お客様は木のまわりをめぐりながら商品を選べます。商品がこの空間と一緒に、長く愛され続けることを願っています。