札幌市西区の発寒と宮の沢のあいだにある、小さなカフェの店づくりです。駅から近く交通の便はよいものの、店は住宅街の中にひっそりと建っています。オーナーの仕事はドッグマッサージで、犬と一緒にくつろげるカフェをつくりたいと考えていました。ただ、知らなければ前を通り過ぎてしまう場所です。まず見つけてもらうことが課題でした。
「はつみやカフェ」という名前は、発寒と宮の沢の地名から取っています。地域の名前を背負った店なら、見つけてもらう手がかりも地域の中にあるはずです。私たちは、ロゴは飾りではなく店の役に立つ道具であるべきだと考えています。そこで、ロゴそのものに道案内の役目を持たせることにしました。
ロゴは思い切って、店のまわりの地図にしました。ロゴを見れば、店がどこにあるかが分かります。店内では、ロゴのメインカラーである黄色を各テーブルに使い、ロゴから空間までをひとつながりの印象にそろえました。犬と過ごせる席には、犬専用の座席も用意しています。
1階は犬と一緒にくつろげるカフェ、2階はイベントに使えるレンタルサロンとピアノ教室です。ひとつの建物で、いろいろな使い方ができる店になりました。近所の人がふらりと立ち寄れる、おうちのような場所です。