北海道の米どころ、蘭越町で米をつくる佐々木農園。よい土と気候ときれいな水に佐々木さんの米への情熱が重なり、品評会でグランプリを受けたこともある米です。知人の紹介で出会った佐々木さんの願いは、この米をもっと多くの人に知ってもらうことでした。
新米をネットで売るだけでは、ほかの米と並べて比べられてしまいます。そこで考えたのが、食べる人に米づくりへ加わってもらうことでした。私たちは、ものだけでなくこと(体験)をデザインすることもブランディングだと考えています。
2022年から準備を重ね、2023年からは毎年田んぼオーナー制度のクラウドファンディングを続けています。参加した人は田んぼのみなしオーナーになり、秋には収穫された新米が届きます。農作業を体験できるこの企画に、私たちは「サタデーズファーマー」という名前をつけました。ロゴや米のパッケージ、WEBサイトも同じ考えでそろえています。
クラウドファンディングはこれまでに4回を重ね、毎年50万円ほどの支援が集まっています。サタデーズファーマーに加わった人も、のべ30名ほどになりました。一緒に育てた米を食べる人は、もうただのお客様ではありません。佐々木さんとつながり、その米を誰かにすすめたくなるいちばん近いファンになっていきます。